体験談
子どもが不登校。NPO団体の存在が一筋の光に

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離婚前のことです。現在20歳の長男は、小学4年生のときに不登校になりました。

不登校を受け入れられない元夫は、長男にひどい暴言や罵声を浴びせ、それはまさに虐待といっていいものでした。元夫は、私に対しても、お前のせいだ!学校へ行かせろ!とどなりました。

元夫から長男を守るのに必死ながらも、私自身も長男の不登校に悩み戸惑っていたので、元夫から受けるひどい扱いに精神的に病んでいきました。

そして長男は本当にかわいそうでした。長男は、勉強がしたい。塾に行きたい。と言い始めました。近くの塾に体験に行かせて長男が通いたいと言ったところ、元夫は、「金がねえんだから、学校に行ってくれよ! 」と長男をどなりました。

長男をとことん傷つける夫。帰宅してくるのが怖い。どうすればいいかわからない。実家にも頼れない。どこにも行けない。どこにも行けない……

私は「無理心中って現実にあるよな」と恐ろしい言葉が脳裏をかすめるようになっていました。

その頃、子ども教育センターの心理士の方と定期的に面談をしていて、お金の必要のない勉強を教えてくれる所を教えて欲しいと相談。とあるNPO団体を紹介してもらいました。

長男は週に1回通い始めて勉強を教わるようになりました。私にとってそれは、ただの勉強の場ではなく、一筋の光と言ってよいほどの救いとなりました。

他にも居場所がある。他にも世界がある。私もここから抜け出すことができると思えたのかもしれません。

その後離婚しました。現在、そのNPO団体には、高2の長女、中2の次男、5年生の三男が通っています。勉強だけではなく遊びも相談もできる、親子にとっての居場所になっています。

気持ちが弱ると、思考能力がにぶります。助けてとは言えないかもしれない。方法も分からず未来もみえず目の前が真っ暗やみかもかれない。

でも、絶対にあきらめないで。私が出会ったNPO団体のような救いの世界が必ずあります。

それは、公共機関かも。家族かも。友だちかも。形がちがえど絶対にあるのです。だから、大丈夫です。大丈夫です!絶対に光がさします。

(体験者:E.Aさん)

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