体験談
高額の制服。お下がりを希望する人同士のマッチングシステムを考案

私の子どもが通う保育園では、5歳、6歳児クラスだけ制服を着用する必要がありました。しかもブランドのロゴ入りで、とても高額です。
子どもが3人いますが、性別や身体の大きさがちがい、買いなおしもしました。そもそも、どうして保育園でそんなに高額な制服が必要なのか、行政に相談すればよかったかもしれません。
ですが、生計を立てるには、その保育園に子どもを預けて働かなければならず、保育園側からうらまれるようなヘタなことはできませんでした。
そんなとき、制服が不要になる家庭と、お下がりを希望する家庭をマッチングする案を思いつきました。
価格は一式3000円(クリーニング不要)に決めました。
LINEでつながっている同じクラスの保護者にはLINEで、それ以外の保護者には直接話をして、兄弟関係や制服のサイズなどを聞き取りました。今思えば、マッチングするためにこの情報を集めるのが一番大変でした。その甲斐があり、私を含めて複数のご家庭が安くお下がりを手にいれることができました。
この取り組みで気をつけたことは、制服を思い出として保管したい方もいらっしゃいましたので、強く押しつけないようにすること。また、制服の状態があまりよくないときなど、お断りするときにも気をつかいました。
たまにフリマサイトに出ている制服もありますが、マッチングは難しいと思います。園や小学校、中学校でも、このようなシステムを作ってもらえたら、助かるひとり親がたくさんいると思います。
(体験者:A.Aさん)
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