離婚を決断するまでに3年。
今では悩む時間が長すぎたために子どもにつらい思いをさせてしまったと後悔しています。
息子は現在6年生になりましたが、1年から3年生までは毎日のように学校から電話があり「ご家庭で何かあるから落ちつきがないのでは」という連絡が多々ありました。
子どもに夫婦間の話はしていなかったけれども不穏な空気を感じとり、家庭ではおとなしく過ごし、発散できないストレスを学校で発散しているようでした。
2人の生活が始まり、最初は自分の仕事のことで手いっぱいで息子に目を向けることができず、息子の学校での様子にも変化はありませんでした。
せっかくストレスが1つなくなったのに、息子はいまだ情緒が安定しない。
私は仕事と毎日の家事で疲れきってしまっているのに、学校から息子のことで連絡があり、まいっていました。
どうしたら息子の情緒が安定するのか考え、生活スタイルを見直しました。
これから私が大黒柱なので仕事は何がなんでも続けなくてはいけない。けれども、家事は手抜きをして息子にも手伝ってもらい、仕事から帰って息子と遊ぶ時間を作ることにしました。家事を今日は休むと決めたことで夕飯時も息子の話をしっかり聞けるようになりました。
それまでは夕飯時に明日の献立を考え、食べ終えたら明日の食事の下ごしらえと洗濯等、寝る直前まで動きまわっていましたが、それらは全て土日にまとめてすませ、平日はゆっくり過ごすことにしました。息子にも私の気持ちが伝わるようで、だんだん行動も落ち着いてきました。
完璧に家事も仕事もがんばろうと意気込んでいましたが、子どもと向き合う時間を作れませんでした。そのために息子には心細い思いをさせてしまい反省しています。
2人になったからこそ今まで以上に子どもの話を聞き不安を感じさせないように、私もなるべく物事をポジティブに考えてすごすようにしています。
(体験者:Sさん)