「〜しなければいけない」思考で思い悩むあなたへ
思えば「〜しなければいけない」という考えに、私はいつも苦しめられていたようです。
子どもが幼いのだから両親がそろっていた方がいいとか、なるべく子どもと一緒に過ごす時間を長く作らなければいけないとか……。すべて、自分で自分に勝手に課したノルマですが、知らず知らずのうちに、自分の首をしめ、毎日の生活が息苦しくなっていました。
私は勝手に考えて思い悩んでいましたが、実際には父親がいなくても与えられた環境の中で、子どもはすくすくと育っています。父親参観や父親関連のイベントがあると毎回親の私の方がビクビクしてしまいますが、子どもは今のところそれほど卑屈になることなく明るく過ごしてくれています。
「〜しなければいけない」とノルマを課して、つらくなってしまうよりは、今日も健康に1日を過ごせたことに感謝し、何とかなると明るくいる方が、自分にとっても子どもにとっても幸せだなぁと気づきました。
あとはママ友や友達に、ひとり親になることをカミングアウトした際に「実は私もなんだ」「親が離婚したよ。何か力になれることがあったら言ってね」「親の介護で悩んでるんだ。お互い頑張ろうね」と周りの人が言ってくれ、幸せに見えても実はみんないろいろな悩みを抱えていることを知りました。
ひとり親としての生活は、何でもかんでもすべてが思い通りにいくわけではありませんが、その時々で最善を尽くすことで、親の頑張りは子どももしっかりと見てくれていますし、何とかなるのかもしれないと思えるようになりました。
先日子どもが「ケセラセラ〜♪ なるようになる〜 未来は見えない〜 お楽しみ〜♪」と明るく歌っていました。何が正解かわからず悩むこともとても多いですが、この歌詞のように少しでも前向きに、そして笑顔で過ごしたいなぁと思っています!
思い悩んでつらかったあの頃の私と、今同じように悩んでいる人がいたら、きっとなんとかなるよと伝えてあげたいです。
SK