体験談
求めよ、さらば与えられん

タイトルは新約聖書マタイによる福音書からの引用です。現在では、物事を成就するためには、与えられるのを待つのではなく、自ら進んで求める姿勢が大事だという意味で使われます。

私が支援制度の利用体験で助けられたことには、正にこの言葉がありました。自分から求める。
情報を求めて、調べる。資料を集め、書類を作成する。不備がないか確認し、応募する。

言葉で書くと簡単なようですが、応募するまでかなりの長い時間を費やします。

最初に応募したのは、ある給付奨学生の募集でした。インターネットで細かく検索してみつけました。給付奨学金は、成績優秀者や指定校などの条件があるものが多く、その条件が合わなければ、もうこの時点でアウトです。応募すらできません。

ですが、この募集では成績は関係ありません。応募者本人の目標に対しての姿勢や、やる気が重要になります。

子供が中学3年生の時に応募したので、第一希望の高校に合格し、目標を達成するためにやりたい事、努力する事、頑張りたい事を書類に記入しました。また、給付された奨学金の
使用目的の詳細を記入します。

この時、部活動にかかるお金や通学に使用する自転車は、対象外です。学習に関する事だけになります。大変な作業でしたが、子供とよく話し合うことができて、奨学金を頂くということがいかに大変なことかが、親子でよく分りました。

もう一つ、ローソンの夢を応援基金(ひとり親家庭支援奨学金制度)は、高校2年生、高校3年生で応募しました。お住まいの地域の母子会を通して申し込みます。第一次書類審査に合格すると第二次は親子で面接審査です。合格すると第三次は、全国母子寡婦福祉団体協議会(全母子協)の最終審査です。3回の審査を経て給付奨学金を決定します。

親子で情報をみつけて話し合い、書類を作成し応募する。この体験をして給付金で助けられただけでなく、子供自身も漠然と考えていた自分の将来像が、ハッキリしたと言っています。

自ら求めれば、きっと思いはかないます。これからも、『求めよ、さらば与えられん』を胸に、頑張っていきたいと思います。

(体験者:S.Kさん)

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