本当に困るのは自分の体調不良。ベビーシッター補助券での支援を利用
現状得られる公的サポートは人見知りする幼児を一人で育てる私にとってはピンポイントで役に立つものではありませんでした。
本当に困る時は突然自分が体調を崩したとき。現在住む区には区独自のひとり親支援のベビーシッター補助券があります。その制度は数日前までに申請しないと手配してくれません。更にシッターさんを選べないので玉石混交。加えて毎回派遣される方が異なるので子どもは一向に慣れることなく不安がって泣いていました。
結局は変わることのない子どもの父親に預けることが子どもにとって一番負担が少ないことがわかりました。しかし私にとっては暴力を振るうモラハラ元夫です。毎回顔を合わせるたび体調を崩すレベルでしたが、できるだけ気持ちを切り替えられるよう自分自身で訓練するしかありませんでした。
後はできるだけ自分が体調を崩さないよう体力をつけること、そして万が一の時お金で解決できるよう財力をつけること、ひとり親はこの2点が基本であると実感しました。
離婚前の私は今ほど経済力がなかったため、自分が体調不良のときに子供を預ける先に困りました。そんな時、最後のセーフティーネットが上述のひとり親の子育て支援(ベビーシッター補助券)でした。
最良のオプションではなかった。正直言ってもっと改善して欲しい。でも間違いなく、ないよりはあって良かった福祉制度だったと感じています。
(体験者:J.Aさん)
自治体のひとり親向けホームヘルパー支援(ホームヘルプサービス)
自治体によっては、子どもの世話や子どもの送迎、食事の介助などをするホームヘルパーの利用を援助するひとり親向けの支援制度(ホームヘルプサービス)があります。また、体験談にあるベビーシッター補助券を支援するなどの独自の制度を設けている自治体もあります。ホームヘルパー支援の有無や受けられるサービス内容、利用できる対象者などは、自治体によってさまざま。まずは、お住まいの自治体にそのようなサービスがあるか役所のウェブサイトで確認してみましょう。わからない時は役所の窓口(子育て支援課など)で確認を。