体験談

いちばん大切なのは「ことば」

いちばん大切なのは「ことば」

離婚してまだ半年くらいのことでした。子どもの皮膚科での診察が終わり、隣の薬局でお薬をもらって帰るときの出来事です。
薬局にはキッズスペースがあって、わが子もそこで遊んで待っていました。お薬を受け取り帰るとき、子どもに声を掛けました。「終わったよ〜。お片付けしてね〜」と。うちの子はすぐに片付け、一緒に外に出ました。
自転車に子どもを乗せているときに、薬局から出てきた女性に思いがけない一言を頂きました。「あなた、いい子育てしているわね。素直にすぐにお片付けができて、本当にすばらしいお子さんね」と。

当時の私は自分のことでいっぱいいっぱいで、お金もなく満足な食事も作れずに、嘆いてばかりでした。そんな時、見知らぬ女性の一言で救われました。
うれしくて、帰り道は、自転車をこぎながら涙、涙……。
子どもには「もっくんのお陰でママ褒められちゃったよ。ありがとう」と、泣きながら話したことを昨日のことのように覚えています。つらいとき、たった一言、認めてもらえたことは私の未来につながりました。一生の財産になりました。

現在子どもは中学1年生ですが、本当にいい子に育ってくれました。あの時のあの女性に、心から感謝しています。

(体験者:H.Mさん)

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