体験談

離婚で本当に大変だったのは、離婚をするかしないかを自問自答する日々、そして離婚を切りだし実行にうつすまでの間でした。
私の場合は夫の度重なる嘘と裏切り行為が原因でした。何度目かの裏切り行為の際、もう無理だと頭と心ではわかっているのに、離婚して生活していけるのかや、子どもを育てていけるのか、親に言えるかなど考えることが多すぎて、なかなか踏みだせませんでした。
見ないふりをして私が我慢すればいいのではと考えたりと、精神的にすり減っていく毎日でした。
それでも限界がきて、やっとの思いで離婚を切り出すと、今度は夫がそのようになったのは私が悪い、母親として無責任、子どもから父親を奪う気かなどの言葉を姑から浴びる日々に変わりました。
ある時はもう二度としないから離婚しないでほしいと懇願(こんがん)されたりもしました。しかし、その同じ時期に再び裏切り行為がありました。
精神的攻撃に洗脳されそうになったこともありましたが、最終的には私は間違っていないと決意し家を出ました。最後の日まで罵声(ばせい)を浴びながらです。
その後は調停にむけ、弁護士相談に行ったり、役所、支援センター、男女共同参画センターなどを巡り文字通りパワーのいる日々でした。もちろん大変ですが、家を出てきてしまったからにはやるしかありません。
今やっと心の平穏が取り戻せました。消えてしまおうと思ったことも何度もありましたが、力になってくれる人が必ずいました。
家を出るまでは本当に大変だったけれど、あの頃の私には「大丈夫だから、なんとかなるから早く出ておいで」と言ってあげたいです。
そして同じように苦しんでいる人がいるなら、同じ言葉を贈り、力になってあげたいです。あなたは間違っていない。
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