体験談
子どもが2歳のときに離婚。
離婚時は貯金もなく専業主婦だった私は、仕事と保育園を探して生活していくので精いっぱい。子育てと仕事の両立になかなか慣れることができませんでした。また、その分子どもが満足いくような生活を送ることができているか心配でした。
離婚してから5年たち、いまでは子どもは小学生になりました。正直生活は大変です。養育費はもらえず、コロナの影響で収入も少ないので、毎月の給料も支払いにすべて消えてしまいます。
子どもは習い事をしたいといいますが、習い事の費用もすごくかかるのでなかなかできません。休みもお出かけなどさせてあげることができず、経済的に満足いくような生活を送れていません。
いまでも生活はとても大変ですが、どんな状況でも、子どもに愛情をもって接することはできると自分に言い聞かせています。
ありがたいことに子どもはすくすく元気に育ってくれています。
家事をしている私の姿をいつの間にか見ていたようで、自主的に洗濯や洗い物などのお手伝いをしてくれます。
また、
『いつもおしごとがんばってくれてありがと おいしいごはんつくってくれてありがと』
など、たくさんお手紙をくれることもあります。
振りかえると、支援団体からの支援物資や、友達、家族など色んな人に支えてもらいここまでやってきました。なかでも一番支えてくれるのはいつもそばにいる子ども。子どものおかげでがんばれています。
(体験者 S.Sさん)