新天地で救ってれた見知らぬ方からの親切
私は引っ越した新しい地域で、知り合いもおらず子育て中に鬱になり、ワンオペで日々疲れて、初めての子育てがとても辛かったのですが、何度も見知らぬ人に助けてもらったことが、励みになり、これまでやってこれました。
子供がコンビニで駄々をこねてどうしようもない時に、「これ欲しいの?」と50代くらいの女性が子供に話しかけてくれて、そのままレジで買って「たまにはいいじゃない」と笑顔で、子供が欲しがっていたお菓子を渡してくれました。
子供は落ち着いて事なきを得たのですが、子育ての先輩に心を救われた思いでした。
また別の日に子供が泣きじゃくって自転車の後ろでゆらゆら揺れて、支えるのに必死で危なくて疲れ切ってどうしようもない時に、「まあまあ、どうしたの?」と50代くらいの女性が声をかけて下さって、お孫さんのために買われたのであろう動物の菓子パンを取り出して、子供にくださいました。するとピタッと泣き止んでモグモグ食べ出して、満足した様子で収まりました。
また別の日に今度はスーパーを出たところで、子供が駄々をこねて泣きじゃくっていると、スーパーから出てきた70代くらいの女性が声をかけて下さって、今買ってきたばかりのポテトチップスを一袋子供に手渡して、おおらかに子供に対応してくださって泣き止みました。
書いていると、もらってばかりで申し訳ないのですが、他にも飴をもらってあやしてもらったりと本当にいろいろな方に窮地を救っていただきました。声をかけて下さるのはいつも50〜70歳くらいの女性で、子育てのコツを学ばれているのかなと思いました。
またお声掛けいただく時にはいつも笑顔で励ましてくださり、子供が小さい時は母子共にとても助かりました。今思えばやっていけるのか不安がとても強かったのだと思います。
見ず知らずの私を手助けしてくださることが、本当にありがたく、思い出に残っています。私も声をかけてくださった先輩方のように、若いお母さんに笑顔で声がけしてあげられるおおらかな大人の女性になりたいです。
(体験者:H.Kさん)