住宅費が高くて困っています

先日離婚をして、今住んでいるところから引っ越す必要があります。子どもと暮らせる住まいを探しているのですが、親とは不仲で絶縁状態のため頼れず、賃貸は家賃が高くて困っています。

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A.公営住宅やシェアハウスなどを探してみましょう

離婚でたくさんのエネルギーが必要だったなか、今度は住まい探しと大変お疲れではないでしょうか。よくやっていらっしゃいます。また、親が遠くにいたり、あるいは親がいない、力になってもらいにくいときには本当に困りますよね。お子さんとの生活を落ちついてできるように、ひとり親に優しい住居について説明していきますね。

親族と同居していないシングルマザーの割合は約6割です。住宅費は家計の3分の1から半分近くまでかかっている人もいます。

母子生活支援施設

自治体が「母子生活支援施設」という施設に入るようすすめてくれる場合があります。以前は母子寮と言っていました。母子生活支援施設は、「古い」「狭い」「風呂が共同」「門限や管理が厳しい」というイメージがあるかもしれませんが、建て替えが徐々に進んでおり、現在では2DK、2Kなどの広さで、お風呂も自室にある施設も増えています。住宅費は収入によりますが、非常に安いです。管理も以前ほど厳しくなくなっているようです。

母子生活支援施設は児童福祉施設で、子育てや生活に不安を抱える母子、DV被害後の生活困難を抱える母子などの応援をしてくれます。ただ、自治体の措置による入所ですので、必ずしも希望すれば入れるわけではありません。入居期間は原則2年と言われています。

シェアハウス

シングルマザー向けのシェアハウスも出てきました。ママ同士がさまざまな協力ができ、孤立しないで子育てできるので、よかったという人が多いようです。ネットなどで探してみてください。

一方、一般的なシェアハウスで若者や独身の人とシェアする場合もあります。費用もさまざまです。アパートを借りるよりは入居金が安いシェアハウスは、かなり助かりますが、共同で台所や風呂場を使うのに気を遣ったという人もいました。また、同じシェアハウスに異性男性がいる場合に、児童扶養手当上の事実婚とみなし、支給停止となるという運用がありましたが、2015年から是正され支給されるようになりました。

公営住宅

公営住宅は家賃が安く、更新などの経費も必要ないので、ひとり親の多くは公営住宅を希望しています。地域によって違いますが、大都市では抽選の倍率が高くて、すぐには当たらず、なかなか入居できない状況です。けれど、応募しなければ当たりません。公営住宅に住みたいと思っているならば、毎回応募だけはしましょう。

募集は各地の住宅供給公社で行っています。募集内容は住宅供給公社のWEBサイトや役所などでお知らせしています。ひとり親の抽選倍率を優遇している自治体もあります。確認してみましょう。

最後に、わずかですが、ひとり親家庭向けの住宅手当を設けている自治体もあります。住宅手当が、すべての低所得の人を対象に実施されるようになるといいですね。

あなたとお子さんが落ち着ける住まいが見つかるよう応援しています!

インフォメーション

マザーポート

NPO法人全国ひとり親住居支援機構が運営しているサイトで、シングルマザー専用シェアハウスや、専用ではなくてもシングルマザーにフレンドリーな賃貸物件を紹介しています。

https://motherport.net/

公営住宅

公営住宅は家賃が安く、更新などの経費も必要ないので、大都市は抽選の倍率が高くなかなか当たりません。でも、応募しないと当たらないので、公営住宅に住みたい場合は、応募だけはしておきましょうね。自治体によってはひとり親への抽選倍率の優遇などをしているところもあります。

全国の公社賃貸住宅(一般向けも取り扱っています。公営住宅を選びましょう)

住宅手当

ごくわずかですが、自治体によっては求職活動を支えるためにひとり親向けに住宅手当を支給しているところがあります。
自治体の窓口や相談員にそういう制度がないか聞いてみましょう。

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