元夫のモラハラが理由で離婚しました。
ささいなことで元夫から無視され、作った食事もすてられ、それが2週間続きました。精神的につらくなり、役所に離婚届をもらいに行きました。
そのとき、役所の窓口の方が、離婚届を渡すだけでなく話を聞いてくださって、女性相談センターにつなげていただけたことで道がひらけました。
元夫の無視の理由は、20分ほどの待ち合わせの遅刻でした。
子どもの習い事のあと、先生からお話があり長引いたため、連絡がとれなかったのです。
女性相談センターで、私の元夫の行動はモラハラであること、モラハラな行為を子どもが見ることで、子どもへの悪影響があることなどを聞き、別居・離婚を勧められました。
とは言え、別居・離婚は大変です。
別居・離婚を勧められても、何をどうすればいいのか、自分にできるのか、すっかり自信を失っていた私は途方にくれました。
でも、離婚成立前に住民票を移さなくても転校・転園ができること、引っ越し先でも相談窓口があること、弁護士費用の抑え方、別居・離婚の進め方などをいろいろ教えていただき、行動を起こすことができました。
今は最高の条件で離婚が成立したと思っています。
最初は話を聞いてもらうだけのつもりでもいいと思います。
自宅の市や区のある市役所で、女性相談センターを紹介してほしい、相談したいと言ってみてほしいです。
「私には無理」と勝手に判断せず、いろいろな方法があることを知ってほしいです。
(体験者:M.Hさん)
Information by イーヨ編集部
●女性相談(女性センター、女性相談センターなどさまざまな名称あり)
都道府県、市町村で自主的に設置しています。無料でDV相談やお仕事・法律相談(弁護士による)などが設けられているところも多くあり、講座や情報発信も行われています。
◎男女共同参画センター(都道府県のみ)のWEBサイトはこちら
◎全国の女性センターの一覧はこちら
◎全国の婦人相談所(女性相談センター)の一覧はこちら
上記の一覧に掲載されていない市町村独自の相談先もあるので、体験者のMHさんのように、役所に相談窓口を教えてもらうとよいでしょう。
●DV相談ナビ
配偶者や恋人からの暴力(DV)について、専門の相談員が一緒に考えてくれます。面談・同行支援・保護なども行っています。内閣府男女共同参画局が提供。
◎WEBサイトはDV相談ナビ(男女共同参画局WEBサイト)
◎相談機関を電話で案内するDV相談ナビは#8008(全国共通)(匿名での利用可)
●DV相談+(プラス)
新型コロナウイルス感染症拡大による相談窓口の増設。電話・メール相談は24時間受付、10か国語対応。DV相談ナビと同様にDVについての相談や面談・同行支援・保護などを行っています。
◎WEBサイトはDV相談+(内閣府WEBサイト)
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