体験談
スリングに子ども、両手にスーパーの大荷物。あの日の私に伝えたいこと。
子どもが2、3か月頃のことです。
スリングに子どもを入れて家の周りをお散歩しているときに、
「橋を越えた少し遠くの安いスーパーに行ってみたい!」
と思い立ち、出産後初めてそのスーパーまで足をのばしました。
久しぶりに行ったそのスーパーは近所のスーパーよりも安いので、思ったよりも買い物をしてしまいました。
ふと思い立っての買い物。スリングに子ども、両手にスーパーの大荷物。
(重い、重すぎる。まさに無計画な行動だ!)
そんな私がはぁはぁ言いながら橋を渡っていたときのことです。
「大丈夫? 荷物持ちましょうか?」
と、声をかけて来てくれたおばさまがいました。
そんな風に声をかけられて、無計画に買い物してしまった自分に恥ずかしくなった私は
「だ、大丈夫ですっ。ありがとうございますっ」
としか言えませんでした。
でも今なら分かります。甘えてもよかったんだと。
もし今、首もすわっていないような赤ちゃんを抱いたお母さまが両手にすごい荷物で橋をはぁはぁとしながら渡っていたら……。
きっと私も「大丈夫ですか?」と、声をかけてしまうかもしれません。
だって0歳児育児の大変さをしっているから。
声をかける方もきっと勇気をだして言ってくれてるとしったから。
だから、あのときお言葉に甘えたらよかったなぁと、今なら思えます。
もし、赤ちゃんがいるならば、周囲に甘えてください。
例えば私は妊婦時代には何度も席をゆずってもらったので、今は気がついたらすぐにゆずっています。
こうして親切がまわる世界になったらすてきだなぁと思います。
(体験者:T.Yさん)