Q&A

子どもの放課後対策はどのようにしたらいい?

子どもに放課後に一人で留守番させるのが心配な母親

子どもが小学校に入学します。仕事から帰るまでの間、子どもが放課後どう過ごしたらよいのか、心配です。

* * *

A.学童保育や学校などでの「居場所づくり」を利用しましょう

お子さんの小学校入学おめでとうございます!ランドセルを選んだり入学の準備をする時期でしょうか。生まれたときには、両手で軽く抱きかかえられた子どもが、今は大きく重くなって成長したな〜と時間の流れの早さを感じるのではないでしょうか。でも、保育園に預けていたときと違って、どのように放課後を過ごすのかを考えると、心配になりますね。

「小一の壁」って聞いたことがありますか? 延長保育などがあった保育園時代にくらべ、小学校に入ると放課後や夏休みなど長期休み中の子どもの預かりなどで、いろいろな問題(壁)があらわれることをいいます。
大変なんだ…と不安にさせてしまったかな? 心配いりませんよ。さまざまな方法を知って、お子さんにあった場所を探してみましょう。きっと乗りこえられます!

まずは学童クラブへの入会を申請することをおすすめします。学童クラブは、保護者が共働きなどの理由で、放課後に保育を必要とする子どもを預かる施設です。
開設時間は自治体によりますが、放課後から午後5時~6時頃まで、学校がお休みの土曜日や春・夏・冬休みは、午前9時~午後5時頃まで預かってくれます。民間に委託している学童クラブには延長保育もあります。
多くが小学校内や児童館内に併設され、専任の指導員がいて宿題をする時間もあり、いろいろな遊びを楽しむことができます。

月々の保育料は自治体によって異なりますが、平均して5,000円~6,000円くらいでしょうか。以前は3年生までしかいられませんでしたが、2015年に児童福祉法が改正になり、対象児童が高学年にまで拡大されました。
家から通える学童が申請可能かどうか、お住まいの地域のWEBサイトなどで確認してみてくださいね。

学童クラブは自治体に入会申込書を提出しますが、要件を満たしていない場合や定員オーバーの場合入れないことがあります。万が一落ちてしまったときは、多くの小学校で、子どもたちが放課後に学校に残り、校庭や図書室、和室、体育館などで遊んだり、宿題をしたり、本を読んだりして過ごすことができる「放課後居場所づくり」事業が、地域の大人たちの協力のもとで運営されています。

学童クラブと違って、事前登録さえしておけば、どの子どもも参加することができます。先輩ママなどに様子を聞いてみましょう。学童クラブと違って専任の指導員がいるわけではなく、「保育」の色合いはうすまりますが、仲の良いお友だちと一緒に学校に残って夕方まで過ごせるので、家にひとりで置いておくよりは不安がないと思います。

児童館を利用するのもオススメです。さまざまな遊び・イベントがあり、土曜日や学校がお休みの期間でも、夕方まで安心して過ごすことができます。

ひとつ注意してほしいのは、学童クラブや学校、児童館からの帰りです。途中まではお友だちと一緒でも、最後は一人で、暗くなった道を歩いて帰らなければなりません。一度、お子さんと一緒に歩いてみて、気をつける場所や、何かあったときに駆け込むことのできる「子ども110番の家」などをチェックしておくといいですね。

参考サイト

●保育園を考える親の会

学童を選ぶときのポイントなど学童ガイドの情報が充実しています。
http://hoikuoyanokai.com/

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