【私のミニ体験談】私を救ってくれた言葉

私を救ってくれた言葉

’子そだてシングル’の先輩や仲間が、大変だった時に救ってくれた言葉や考え方を教えてくれました。読むと元気づけられたり心が楽になったりするかも。よかったら、お気に入りのひとことを探してみてくださいね。

元夫からの言葉の暴力で離婚を決意したとき、女性センターの支援員の方からかけていただいた言葉です。幼子を抱えてこれから調停に臨むという不安でいっぱいだったとき、「大丈夫! 大丈夫! 大丈夫!」と言ってくださいました。その当時は心の中で「全然大丈夫じゃないよ〜泣」と思いましたが、つらい時、その支援員の方の言葉がおまじないのようによみがえり、調停をめげずに最後までやり抜くことができました。感謝しています。(YK)

私は4人の息子のシングルマザーです。前夫の私にだけだった暴力が子どもにまでおよんだので離婚しました。当時4人目の男の子がお腹にいました。つらかった私に、姉がひとこと「4人の男の子があなたを守ってくれるために来てくれたんだね」と。私は涙が出ました。そのお腹にいた子は今ではとってもやんちゃでびっくりするくらい笑わせてきます。一人一人が私の弱い部分をカバーする様に側にいてくれます。姉のひとことで今も頑張れています。子ども達が私の側にいてくれてる、だから私はこの子達のために全力で生きます。(yk)

離婚してしばらくは世界が白黒に見えて、働いて生活する事で精いっぱいの日々でした。ある日の保育園からの帰り道、子どもが童謡の「にじ」を歌いました。「雨があがって、見上げてみれば、虹が空に輝き、きっと明日はいい天気」という歌詞でした。今はつらくてもきっと良いことがあると前向きな気持ちになれ、つらいことがある時はこの歌詞を思い出します。今は母子家庭の生活に慣れ、日常に色が戻り楽しく過ごしています。どうにもならない時もありますが、気持ちの持ち方、ものの考え方ってとても大切ですね。(risa)

夫のモラハラや暴言に親子で耐えていた中、夫の不貞が判明。転居したばかりで頼れる先もない中、ネットで探した離婚前相談窓口にすがるように相談しました。相談員の方は「ひとり親になればもちろん大変なことも多いけど、こうやってここを探して支援につながったり、情報にたどり着いたりするスキルがあればきっと大丈夫!」と励ましていただき、無事に離婚できました。あの時のひとことがなければずっと夫の支配下にあったのかと思うと、とても怖いと思うと同時に、あの時の相談員さんには感謝の言葉を伝えたいです。(I.F)

うちの子どもは3人とも自閉スペクトラム症なのですが、上の子2人が小学校低学年の時に市の職員にすすめられた病院で診てもらい障害を知りました。先生に「育て方ではなく生まれ持った性格で、目が見えない子に見ろって言っても見えない、耳が聞こえない子に聞けって言っても聞こえないのと同じなんだよ」と言われて心が軽くなりました。(Y.S)

出産直後のころ、未婚のひとり親だと話すと、距離をおかれることが続きました。ひとり親が悪いことなのかと思うようになっていました。そんなとき、数回会っただけの方に「長年付き合いがあっても気が合わない人もいるし、ほとんど連絡を取らなくても気が合って縁が続く人もいる。ほとんどの人はひとり親かどうかなんて気にしていない。それで去る人のことは、縁がなかったと気にしなくていい」と励まされました。それからは私も母親として成長し友人もたくさんできました。あの時、励ましてくれた方に感謝を伝えたいです。(JM)

子どもが2歳のころ、私の仕事が保育園の閉所時間ギリギリに終わるため、お迎えに間に合わないこともしばしばで、謝ってばかりでした。その後、認可保育園へ異動。仕事がお昼で終わるため早く迎えに行こうとしたら、園長先生から「お母さん、自分ひとりの時間ってある? 保育園はお母さんにゆっくりしてもらうためにあるのよ。たまには自分の時間も作りなさい」と言われました。保育士さんに申し訳ないと思ってた私はこの言葉に救われ、初めてひとりの時間を許された気持ちになりました。先生方にはすごく感謝しています。(M.I)

子どもが生後3カ月で入院したときのこと。ひとり親で終日付き添いし、不安いっぱいでメンタル崩壊寸前でした。そんな時、新生児室の看護師さんから「大丈夫大丈夫。お母さんも1年生なんだから」と声をかけて頂きギリギリの所で正気に戻りました。一緒に成長していけばいいと救われました。(りんご)

息子と飲食店で食事をしていた時に思い通りにいかずグズって息子が大騒ぎ。息子の癇癪(かんしゃく)に私もたえられず大きな声を出してしまいました。近くの席にいたご夫婦に声をかけられ、注意されると思いましたが、「ママ頑張ってるよ」と声をかけてくださいました。泣いてる息子もあやしながら「大丈夫だよ」と私に声をかけてくださり、張りつめていた緊張が切れ、息子とも仲直りすることができました。お名前をお伺いすることもできませんでしたが、本当に心が救われました。(MN)

長男が高1の途中から不登校に。部活で友達と上手くやってると思っていたので、先生から学校に来てないと電話があったとき、仕事と家事に追われて子どものことを把握できていないことにショックを受けました。日々学校から電話や家庭訪問もあり、どうしたら学校に通えるのか、誰にも相談できずに悩み続けました。そんな時に母から「無理に学校に行かせるんじゃなくて進路変更してもいいんじゃない。頑張らなくていいよ」と言われて本当に救われました。母のおかげで転入もできて新しい学校にも通えるようになりました。(M.U)

息子が8カ月のころ、風邪をひいては夜中だけ咳き込んで吐くことが続き、寝不足で仕事に行っていました。そのせいか、疲労で会社で倒れてしまい保健室で寝かせてもらいました。上司や同僚はとても心配してくれて「とにかく寝て休みましょう。育児に家事に仕事にと、ひとりで背負い込まず、限界になる前に相談して!」と言ってくれました。あ、弱音って吐いてもいいんだ。と張りつめていたものが軽くなりました。それからは、健康管理も仕事のうちだから休める時は休もうと人に頼れるようになりました。周りに感謝です。(SAKURA)

DV被害で役所の女性相談員に何度も面談し、自分の障害年金を夫の管理下から自分で管理するよう変更できました。そのとき、相談員が「貴方は自分にお金を使うことを罪だと思っているでしょう。今まで一度も自分のことに使ってこなかったね。このお金は貴方のためのお金だよ! しんどい時は病院で休んでもいいのよ。お金を使って元気になって、自分を取り戻しなさい」と言ってくれました。そのひとことで、元DV夫に震えながらも、離婚したいことを伝えられ、第二の私の人生を生きるスタートになりました。(C&K)

小5の息子の問題行動を担任との二者面談の際に聞かされ、支援学級を勧められました。私は3つの仕事をかけ持ちして3人の子どもと孫1人をシングルで養っています。私自身がもう限界を感じ、ラジオ福島の番組にそのことを投稿しました。アナウンサーから「お母さん、頑張っているのを子ども達はちゃんと分かってますよ! ひとりで頑張らなくていいんです」と言われ、仕事中にもかかわらず号泣しました。子ども達に甘えていいんだ。ひとりですべてやらなくても大丈夫なんだ!と思ったら気が楽になりました。(A.k)

主人の突然の他界で私は二人の子どもを抱え目の前が真っ暗になりました。周りの方々は口々に「お子さんがいて良かったですね」と…。その時はこの言葉の意味が全くわかりませんでした。子どもがいるから大変なのに…って思っていました。だけど今ならその言葉の意味がわかります。私は子どもがいるからこの子ども達のために頑張れるんです。どんなに疲れていてもご飯が作れるんです。まだ笑えるんです。まだまだ甘ったれ息子の「老後の面倒は俺がみてやる!」こんな言葉に私は励まされ毎日を頑張ることができています。(MK)

離婚1年後、当時中1と小3の子どもに「仕事を辞めて起業したいんだけど…」と話したとき、生活の不安もあるはずなのに、上の子が「もう決めてるんでしょ? やっていいよ」と言って背中を押してくれました。「口に出すときは自分の中で熟慮した結果」という私の性格をよく理解してくれている子どもに、本当に感謝しかないです。「正社員の時より忙しいけど、楽しそうだよ」と高校生になった下の子も言ってくれ、母の働く背中を見てくれていることを嬉しく思います。やっぱり子どもが応援してくれる言葉が一番力になります。(AO)

シングルになりパート勤務でしたが家計はなかなか厳しい状態でした。以前に学校で特別支援在籍児童の支援の仕事をしていました。1年に1回の募集があり、特に免許を持っているわけではないので、ダメ元で応募しました。面接は集団面接でした。他の方は教員免許がある方もいて、私の中で終わった…。と思いました。いくつか質問され、最後に自分のモットーは?という質問があり、もう緊張もない状態なので「なんとかなるさぁ」の精神でいます!と答えました。1カ月後無事合格をいただき、現在小学校に勤務しています。(MASA)

「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と保育園に通う娘から言われ、ホッとし泣きそうになる日々。自分から言い出し離婚した自責の念で、つらかった毎日。ふと保育園の先生方から「大丈夫、大丈夫だから、お母さん」と声かけられ、「娘もこんな風に先生から声かけられてるんだ。娘のためにも、がんばろう」と気持ちが切りかえられた言葉でした。(A.S)

元夫のDVで離婚しました。その際、親戚の家でお世話になりました。着の身着のままで家を出てきたので、仕事も見つからなく、お金もない。思うような生活ができませんでした。そんな時、親戚のおばさんに「あせらなくていいんだよ。見つからないのは子どもと2人で楽しみなさいってことなのよ。お金なんてどうにでもなるけど、時間は戻せないんだから今を楽しんだらよいのよ。深く考えずにのほほんとしてればそのうち仕事も見つかるから」と言われボロボロ泣きました。あの時のおばさんの言葉に本当に助けられました。(うみ)

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